| ☆木ノ又大日・北東尾根〜長尾尾根・支尾根 |
| 大日沢出合13:25…木ノ又小屋14:30/14:45…新大日15:00… 長尾尾根・1202m付近15:30…境沢林道(押出し橋)16:35…札掛・境橋16:50 |
| 向かって左が大日沢、右がオバケ沢。13時25分その中間の尾根に取り付く。 木の幹をつかみながらの急登。数分で踏み跡の明確な稜線に出る。急登に変わりはないが足場はしっかりしていて危険箇所はない。 |
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| 大日沢出合い |
| 所々にモミの大木や立ち枯れたままの巨木を見ながら登り続ける。冬枯れの木立の中にアセビの濃い緑が目立つ。 13時55分ブナの点在する幅広い尾根に登り着いた。落ち葉がじゅうたんのように敷き詰められている。急登の後ホッと一息入れることのできる雰囲気のよい所だ。 振り返れば今辿ってきた北東尾根の向こうに仏果山。 |
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| ブナの下は落ち葉のじゅうたん |
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更に5分ほど登った所で右手に下る尾根と合流する。 尾根が少し細くなってきた。右手木の枝越しに三角ノ頭(寿岳)や竜ヶ馬場の明るい草原を見る。たまぁーにだけど立木に巻かれた赤テープもある。 |
| 三角ノ頭や日高方面を見る |
| ヤセ尾根を過ぎると尾根は再び太くなり、ブナ林が目立つようになる。左手に長尾尾根や大山・三峰山、更に遠く相模台地。右手・三角ノ頭はもう目の高さだ。 木ノ又小屋に着いたらコーヒーを飲もう。誰か知っている人がいるかな…。 |
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| ブナ林の中を行く |
| 正面に現れた鹿柵の右側をゆるく登り、木の又小屋に着いたのが14時30分。 だがいつもの幟が出ていない。ドアを回したが鍵がかかっていた。残念、もう少し早い時刻だったら開いていたのかもしれない。 |
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| 木の又小屋は閉まっていた |
| 裏手の草原に回ると塔ノ岳手前に薄い雲が流れ、その左側大倉尾根越しに富士山が薄く霞んでいた。 小屋前のベンチに戻り持参のビールで乾杯! つまみはビーフジャーキー。温かなコーヒーと四方山話のないことが残念。 冬場としては遅い時刻。休んでいるボクの前を通る登山者も数組しかなかった。 |
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| 右に塔ノ岳、左、大倉尾根の向こうに富士山 |
| ビールを飲み終える頃、体がすっかり冷えてきた。日も陰り始めている。出発は14時45分。 少し下って新大日に登り返す鞍部左側(大日沢側)に古びた道標がある。これがかつての新大日径路なのだろうか。以前から気になる道標だが探査するにはもう遅い時刻。 新大日に登り返したのが15時。いつも閉まっている新大日茶屋の前に出ると、烏尾山から三ノ塔に続く表尾根が午後の光りの中で赤い陰影を作っていた。 |
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| 三ノ塔方面を見る |
| 一息入れただけで長尾尾根に入る。急な階段。地面はもう凍り始めている。左手枝越しに丹沢三峰を見ながら下ればゆったりした尾根道に変わる。 「境沢経由札掛へ」の分岐を過ぎた頃、左手斜面からコーンコーンと音が聞こえてきた。キツツキ? 音の正体はすぐに分かった。大日沢の小規模な治山工事が行われているのだった。 それにしても、1241m付近に境林道方面から上がってくる作業用のモノレールまで設置されていることに驚いた。 |
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| 作業用のモノレールまであった |
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ゆったりした尾根の上に立木の影が長く伸びている。さてどこから札掛に下ろう。右側に下る最も長そうな支尾根を探しながら下る。 「新大日1.6km 札掛3.9km」と書かれた看板(1202m付近か?)から長尾尾根を離れ、右手(東側=境林道側)に下る尾根に入った。 |
| 長尾尾根から離れる |
| 植林帯のかなり急な坂。下る尾根の左手に更に長い尾根が見えてきた。山腹をトラバースしながら左手の尾根に向かう。ザレた所やトゲのある灌木もあって少し難儀したがとにかく目的の尾根に乗ることができた。 ザレから右手を振り返ると、だいぶ高くなった三ノ塔に斜めの光りが辺り赤く輝いているところだった。 |
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| 斜めの光が三ノ塔を照らしていた |
| この尾根には作業用径路なのだろうか薄い踏み跡も見つかった。 踏み跡に沿って下るとやがて右斜面に鹿柵が現れる。その隙間からちょうど夕日に照らされているヨモギ平が見えた。 |
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| ヨモギ平を見る |
| アカマツと草原の小平坦地を過ぎると再び急な下りに変わる。目の前を数頭の鹿が横切って行く。 木々の隙間から深い谷間の中に丹沢ホームの屋根が白く浮かんで見えた。まだだいぶ歩かなければならない…。 |
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| 丹沢ホームの屋根が光っている |
| 16時20分少し荒れた感じの林道に降り立つ。林道を右に折れ少し進むと崩れていた。 もし手入れをされないなら…。この林道もオバケ径路と同じように自然に返っていくのだろうか。尾根の先端まで進み、回り込む手前で再び尾根に乗る。 |
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| 崩れたままの林道 |
| 5分ほど下ると鹿柵が現れ、踏み跡はその左側に続いている。しばらく柵に沿って下ったが、やがて踏み跡は柵から離れ左手山腹を大きくトラバースする。 薄暗い植林帯の中、踏み跡を辿りながら下り、16時35分舗装されている境林道に降り立った。押出ノ沢出合いで、入口には「この径路は作業用径路で登山道ではない」云々の看板が立てられていた。 |
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| 押出の橋(境林道)に降り立つ |
| 2〜3分で車止めのゲートをくぐる。その5分ほど先で後ろから来た車が止まった。 「乗りますか?」 思わず 「お願いします!」 と声が出た。 長尾尾根のこと、オバケ径路や大日径路のこと、周辺の山にずいぶん詳しい人だと思っていたら、丹沢ホームの前で止まった。 「ここでいいですか」 「ありがとうございます。このホームにもいつか泊まってみたいですね。」 と言ったら、 「ぜひ来て下さい。私、ここの経営者です。」 エーッと驚いた。ボクは、ボクもファンの一人でもあるこの界隈では超有名人の隣に座って話をしていたのだった。 |
| 吊り橋を渡って駐輪してある境橋に着いたのが16時50分。同乗させてもらったおかげで少し早く帰り着くことができた。 だが辺りはもう薄暗い。凍り始めている路面にハンドルを取られないように慎重に運転する。 県道70号線から宮ヶ瀬三叉路に入ると厚木方面に向かう車と宮ヶ瀬公園に向かう車の大渋滞だった。やまびこ大橋を渡って振り返ると、モミの木を彩るジャンボクリスマスツリーが見えた。年の瀬が、もう間近に迫っているのだった。 |
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| もう薄暗い境橋 |
| オバケ経路 | 木ノ又大日・北東尾根〜長尾尾根・支尾根 |
| 「誰も知らない 丹沢」へ |
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